向井潤吉アトリエ館は、世田谷区弦巻の閑静な住宅街の一角に所在します。
今は住宅が立ち並ぶこのあたり一帯は以前タンチ山と呼れた雑木の林だったところ。しかし、今ではその面影もこのアトリエ館と隣接する学校の一部にしか残されておらず、この残り少ない自然の保護と文化新興に役立ちたい、という向井画伯の希望を受けて平成5年に世田谷美術館の分館として開館しました。
平成4年まで自宅兼アトリエであった建物と作品が保管されていた古い土蔵も含めて、その空間がそのまま展示室として使用されています。
展示作品の中心になる全国各地の民家と風景は、戦後間もない頃より描き続けられたもの。今はほとんど見る事のことのなくなった光景が深い郷愁を誘います。
アトリエ館は、東急玉川線・駒沢大学駅、東急世田谷線・松蔭神社前、共に歩いて10分から15分位の距離、指標が要所に立ててあるので安心です。
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